活動報告-詳細

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令和6年度定時総会・特別講演会・交流会

令和6年度定時総会・特別講演会・交流会を開催しました。

 

【定時総会】

・開催日時:令和6年6月24日(月) 15:40 ~ 16:10
・場所  :ホテルメトロポリタン盛岡 本館4階「姫神の間」
・出席数 :正会員48社中27社 委任状6社 計33社
・決議事項
   第1号議案 令和5年度事業報告について
   第2号議案 令和5年度決算報告について
   第3号議案 役員改選について

   第4号議案 令和6年度事業計画及び予算について

 以上の4議案は、原案のとおり承認されました。

 

 

【特別講演会・交流会】

・開催日時:令和6年6月24日(月) 特別講演会 16:30 ~ 17:10 交流会 17:15 ~ 19:00
・場所  :ホテルメトロポリタン盛岡 特別講演会/本館4階「姫神の間」 交流会/本館4階「岩手の間」

 

令和6年特別講演会並びに交流会が、令和6年6月24日(月)にホテルメトロポリタン盛岡 本館4階にて開催されました。

本年度の特別講演会は「岩手県のものづくりとIT産業振興について」と題し、岩手県商工労働観光部ものづくり自動車産業振興室室長の小野和紀氏をお迎えし、会場がほぼ満席となる99名の参加者の中でご講演いただきました。

小野氏の講演によれば、岩手県の製造業の出荷額の推移は右肩上がりとなっており、自動車、半導体、食料品の3分野で全体の半数を占めていることが説明されました。

また、ものづくり産業振興の戦略として「自動車関連産業」「半導体関連産業」「医療機器関連産業」の三本柱を掲げて推進していくとのことです。戦略図の中では、各産業の下支えとしてIT産業による基盤強化と、そのIT産業を支える人材が重要であると強調されました。

IT産業の基盤強化については、2020年の340億円から2028年の850億円への市場規模の拡大を目標としています。具体的な活動として、首都圏のソフトウェア企業と県内ソフトウェア企業のマッチングや、県内のものづくり企業と県内のソフトウェア企業のマッチングに力を入れていることが紹介されました。また、「ヘルステック等製品化促進事業費補助金」の事業を開始し、新製品の開発にも力を入れていることが説明されました。

IT産業を支える人材については、高度IT人材の育成確保定着に向けてETロボコン東北地区大会の開催や奨学金返還支援制度による助成活動などが行われていることが紹介されました。また、経済産業省推進資格であるITコーディネータの県内保有者が全国に比べ少なく(14名/全国約7,000名)大きな課題となっていることも指摘されました。

これらの活動を踏まえ、県内の行政、商工団体、支援機関、金融機関等が一体となり、相互に情報共有しながら中小企業のデジタル化に向けた伴走型相談支援である「中小企業デジタル化支援ネットワーク」が構築されていることが紹介されました。このネットワークについて調べたところ、PR動画がYouTubeに掲載されていることも知ることができました。

岩手県情報サービス産業協会として、今後も県と連携を強化し、IT産業の拡大に寄与していくことの重要性を再認識しました。

最後に、特別講演会後の交流会には91名が参加し、おいしい中華料理を楽しみながら、講演会に関する質問を含めた活発な意見交換が行われ、非常に盛況な雰囲気となりました。