活動報告-詳細

Event

平成28年度IISA技術セミナー

岩手県情報サービス産業協会(IISA)は、平成28年度の研修事業の一環として、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)様のご協力をいただき、平成28年11月22日(火)に「IISA技術セミナー」をマリオス18階 187会議室にて開催いたしました。

 IISA技術セミナーでは、17名の方にご参加いただき、熱心にメモを取る姿も見受けられました。
ご参加いただいた皆様へ講演終了後にアンケートのご協力をいただき、皆様のアンケートからは、今回のセミナーに満足していただけたことが窺えました。
 また、今回いただいたご意見を踏まえ、次回のセミナーでもご参加いただいた皆様のお役にたつよう、より内容を充実させたいと思っております。

 引き続き今回はセミナー終了後に「意見交換会」をマリオス4階 濱野井さんにて開催いたしました。9名の方にご参加いただき講師の先生方、IPA事務局様と、和やかな雰囲気の中意見交換をし親交を深めました。
ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

ITプロジェクトの「見える化」
講師:IPA/SEC連携委員 みたに先端研合同会社 代表社員 神谷 芳樹 氏 

【概要】
IPA/SECの提唱するソフトウェア開発の「見える化」手法は、述べ30人以上の専門家により5年以上の歳月をかけて、4冊の書籍と関連ツールに凝縮したものです。
そこには多くの先人の知恵が再利用可能な形で盛り込まれています。同手法は、ノウハウ満載の失敗事例集やチェックシートなどを活用した「定性的アプローチ」、定量的プロジェクト管理ツール(EPM-X)等を活用した「定量的アプローチ」、そしてこれらを組み合わせた「統合アプローチ」から構成されます。本講演では、これらのアプローチについて、事例を交えて説明します。

統計指標に基づくベンチマーキング実践例
講師:IPA/SEC専門委員 佐伯 正夫 氏 

【概要】
データを活用した定量的管理による信頼性向上のヒントや具体的な改善事例集として、また品質マネジメントのための具体的なベンチマーキング方法の手引きとして、「統計指標に基づく品質マネジメント実践集」を作成し、IPAのウェブサイトで公開しました。
 本セミナーでは、ベンチマーキング方法の進め方や白書データやお客様での実践事例について紹介します。開発組織のマネージャー層、PMO及び品質管理推進部門、ソフトウェア開発者の利用シーンに応じた実践例の紹介をします。

チケット駆動開発に着目した計測と可視化による
              ITプロジェクト運営の体質改善
講師:IPA/SEC連携委員 みたに先端研合同会社 代表社員 神谷 芳樹 氏  

【概要】
進行中のソフトウェア開発プロジェクトを自動計測によって可視化し、品質や生産性の向上を図る手法を紹介します。近年のソフトウェア開発管理環境の格段の進歩に着目し、チケット駆動開発や構成管理システム、プロジェクト計測手法を駆使して、見えにくいソフトウェア開発の「見える化」を図る考え方と方法、そして可視化事例を紹介します。プロジェクト可視化の考え方について、ソフトウェア開発管理環境の歴史的な展開に目を向けながら、近年普及著しいチケット駆動開発について掘り下げることを試みます。そしてIPA/SECを中心としたITプロジェクト可視化について、過去10年余の試みの積み上げを背景に今後を展望します。